幼い頃、両親の結婚記念日のお祝いに、何かお花をあげたくて、弟とお花を摘みに行きました。
遊び場にしていた小川の脇に、可愛らしい、白い十字のお花がたくさん咲いていました。
しかも、四月八日(お釈迦様の誕生日)の花祭りの“甘茶”を思い出させる、甘い香り。
これはステキなお花を見つけたヽ(^o^)丿
と、喜んでバケツいっぱい摘んで帰ったものです。
…母には、あまり喜んでもらえませんでしたが…(^_^;)
ドクダミ。
庭の草取り時は敵にしか思えませんでしたが、改めて見ると、
すっきりした白い花や、ハート型の葉っぱ。
綺麗な佇まいをしていると思います。
独特の香りがあり、またその生命力のたくましさ故に嫌われもしますが、
その名の通り、毒を解する効力を持ち、生薬名は“十薬”。
『本草綱目』によれば、その味は“辛”。
香り高いものは、五味では“辛”に分類されていることが多いです。
胸がスーッとして、清涼感も感じる香りですが、性質は
“微温”。
湿疹・かぶれなどには、生の葉をすり潰して貼ると良いとか。
葉っぱは、天ぷらにして食べると、匂いもなく頂けるそうです。
でも、多く食べるのは、あまり宜しくないようです。
葉や花を乾燥させた“どくだみ茶”は、一般的に知られていますよね。
煎じた液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがあるそうです。
ただの“雑草”として見るのは、ちょっと可哀そう。
一輪挿しに挿してみてみも、なかなか良い野草です(*^_^*)
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