■糖質について知ろう■
【糖質】は、【脂質】・【タンパク質】と並ぶ、三大栄養素の一つ。
といっても、お砂糖などの”甘い物”だけが糖質ではありません。
甘味はそれほど感じませんが、私たちは、お米やパン、麺類などの主食や、芋・豆類などからも、糖質を摂取しています。
*穀類や芋類などの炭水化物は、繊維質と糖質から出来ています。
お砂糖を主原料としたおやつや食品が出回る前、
日本人のブドウ糖の供給源は、ほとんどが穀類や芋類などの炭水化物でした。
ところで、同じ糖質でも、炭水化物と砂糖では、構造に違いがあります。
たとえば、炭水化物の代表、お米と、お砂糖の中でもポピュラーな白砂糖で考えてみましょう。
まずお米。
ごはんさん。 |
お米に含まれるデンプン質は、多糖類と言って、たくさんのブドウ糖(グルコース)が結びついてできています。
ですから、食べてから分解されて完全に吸収されるまでに、3~4時間かかると言われます。
たくさん集まっているから、分解されるまでに時間がかかるのです<(`^´)> |
対して、白砂糖。
主成分のショ糖(スクロース)の構造を見てみると…
ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が一個ずつ手をつないだだけの、簡単な構造をしています。
構造がシンプルなので、白砂糖さんは、すぐに分解されます。 |
“疲れた時に(お砂糖に由来する)甘いものを摂ると良い”と言われるのは、構造が単純なため、すぐに吸収されて血中に移行するからなのですね。
エネルギーの供給源として、白砂糖は最適なように思われますが、果たして人体にどのように影響するのでしょうか??
■糖が吸収されるとどうなるの?■につづく
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