とても食べられそうにない、と思われるでしょうが、若苗の頃は、根・葉ともに、
「灰水にてよくゆで、水をかへ、さらして後食ふ。又かて物とす」(『かてもの』)とあり、救荒植物となります。
『本草綱目』によると、その性は”温”、味は”甘”。
「宿血を破り、新血を生じる」と記載があり、体内に滞った血を巡らせてくれる働きをもつようです。
同じキク科の植物で、姿も似ている紅花もまた、同様に若葉・苗が食べることができ、「血」に働きかけます。
紅花は名前の通り、「紅」の原料。
口紅は、飲食の際などに、どうしても体内に入ってしまいますが、本来の「紅」は、食べても安心。
女性を華やかに彩るだけでなく、むしろ体内に入ることで、「血」のトラブルの多い女性を助けてくれるわけです。
とはいえ、紅花は、花の時期にお花屋さんで手に入れることは出来ますが、栽培がほとんど。
ここはひとつ、同じような効能を持った、野辺に自生するアザミを用いて、リップクリームを作ってみても面白いかもしれません。
*簡単リップクリームの作り方♪
アザミの花・根を搗いて、しぼり汁と少量の蜂蜜を混ぜる☆
…これだけです(^_^;)
クリームというか、シロップといった感じですが…
ここにひと手間かけて、蜜蝋やホホバオイルを加え、適度な固さと油分に調節しても良いでしょう。
香り付けにアロマオイルを加えてみてもいいかも。
もちろん、花や葉を直接蜂蜜に浸けこんで、”アザミ蜂蜜”として食用にしてもいいですね。
アザミのお花は、乾燥させてドライフラワーにしても可愛いです(*^_^*)
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