仕込んだお味噌の表面に、白カビが生えました。
仕込む過程で、望まない菌が迷い込んでしまったか、少~しだけ、水分が多かったのかも。
でも、そこだけこそげ取って、手入れ終了。
あとは、酵母菌たちを信じて、お任せです。
発酵と腐敗は紙一重。
人にとって有益な分解・生成をしてくれるのが発酵なら、人にとって良くない発酵が腐敗。
この二つは表裏一体でセットです。
これは“自然”なこと。
陰陽の在り方を自分なりに学びながら思うのは、わたしたちは“イイとこ取り”することに慣れ過ぎてしまったのかな、ということ。
メリットとデメリット。
長所と短所。
それは背中合わせで、本来、同じことなのではないでしょうか。
手作りのお味噌は、苦労して仕込んでも、失敗してしまうこともあるかもしれない。
そんなことをしなくても、それなりのお金を出せば、いつでもお味噌は手に入ります。
でも、カビを目の敵にして、“カビの生えないお味噌”を選ぶなら、防腐剤などの添加物も受け入れるしかありません。
それは、発酵食品としてのお味噌の良さを、残しているのでしょうか…
デメリットを無くす、というやり方は、メリット自体の存在価値にも影響します。
メリットだけを望むのは、無理なこと。
“自然と調和”して生きるには、自然が恵んでくれるメリットだけを要求することは出来ません。
今よりも、少~しだけ、“不便”な生活を受け入れてみる。
そしてそれを、楽しんでみる。
それが、“自然と調和”して生きるための、やさしい一歩じゃないかな~、と思います。
お味噌を使った簡単レシピ♪
【味噌の焼きおにぎり】
余ったごはんをおにぎりにし、一晩おいて冷や飯にする。
ちょっと固くなったおにぎりの両面を炙り、味噌を塗って出来上がり。
お醤油で作っても、味がしみて美味しいです(*^_^*)
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