週末、田舎に帰って愛犬のチロちゃんとお散歩をしている時の事。
突然リードを引っ張って、彼女が草むらに頭を突っ込んだまま、ちっとも動きません。
見てみると…
あぜ道に密生した“カラスノエンドウ”を、美味しそうに食べていました(^_^;)
植物学上の和名は“矢筈豌豆(ヤハズエンドウ)”というらしいのですが、子どもの頃から親しんだ
“カラスノエンドウ”の方が、しっくりきます。
オリエント~地中海地方の原産とされる“カラスノエンドウ”は、ソラマメ属の越年草。
古代では農耕作物として栽培されていたとされています。
江戸時代の救荒食の書籍『備荒草木図』には、
豆を採り煮て食べし。角(さや)ともに食べし。
又磨て粉となし、餅に造り食べし。凡て製法大豆と同じ。
とあり、その性味は、常食に適した「甘・平・無毒」。
五臓を利し、耳目を明にし(中略)、長く食っても厭かず、甚だ人に益あり。
-『本朝食鑑』より-
チロがむしゃむしゃ食べていたのも納得です。
若芽を天ぷらや、さっぱりと茹でて和え物にしたり、汁の実にしても美味しい野草です(*^_^*)
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