今年も春の酵素を仕込みました。
都内はもう葉桜ですが、田舎はまだ桜の花が満開。
うぐいすの鳴き声を聞きながらの野草摘みは、それだけで元気をもらえる気がします。
ノブキ・ヨモギ・スギナ・セリ・ミツバ・ウド・タンポポ・イタドリ・ハコベ・カキドオシ・クマザサ・オオバコ・ノニンジン…
春が旬のものって、どれも本当に緑がキレイです。
うまく言えないのですが、柔らかくて光を放っているようなさわやかな感じ。
春は解毒の季節。
解毒を主る肝臓を助け、血をきれいにしてくれる食べ物を頂くのが、自然の理にかなう養生法となります。
この季節に芽吹く木の芽や野草には、独特の苦味がありますよね。
苦味には“瀉下作用”といって、いわゆるデトックス効果があるのです。
ですから、春の山菜はとても良いお薬。
余った野草は、そのまま夜の食卓に並びました。
ウドとギョウジャニンニクの天ぷら。
セリのお浸し。
蕗味噌。
ウドとノブキのキンピラ。
カンゾウの酢味噌和え。
ノビルの卵とじ。
ヨモギご飯。
どれもシンプルなお料理ですが、解毒作用を持つ味噌や酢との組み合わせは、薬膳の理にも適った、自然のエネルギーを効率良く借りる、最高の知恵です。
最近は山菜を誤って食中毒などの事故も起こっているようですが、どれが食べられる植物なのか、どうしたら食あたりをしないですむか、こうした知恵は出来るだけ受け継いでいきたいものですね。
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