最近お散歩をしていると目につく、彼岸花。
枝も葉も節もない、スッとした茎の上に、真っ赤な糸のようなお花を咲かせる独特の姿で、田の畔に群生する見事な景色も目にしますが、お寺の境内やお墓の脇にひっそりと咲いている印象が強い花です。
曼珠沙華という別名の他に、死人花、地獄花、幽霊花などと言った不吉な異名も多く、有毒の植物でもあるためか、あまり好かれていないのかもしれません。
確かに、このお花はどこか浮世離れしていて、“彼岸の世界のお花”のイメージがあります。
でも、綺麗ですよね。
割と好きなお花です。
『本草綱目』によれば、根は辛・甘、温の性質ですが、やはり毒があるとありますので、食用には向きません。
ただ、腫れを引かせる効能があるようで、根をすりおろして塗布すると良いのだとか。
毒と薬は紙一重。
上手に植物の力を借りれば、いつでも心強い見方になってくれます。
紅白の彼岸花 |
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