ヒメツルソバの群生が、斜面いっぱいを埋め尽くすように咲いていました。
桃色と白が入り混じるように咲いていて、とても綺麗でした。
この可愛らしいお花は、金平糖を思い出させます。
ずっと前に、“金平糖”を哲学(?)したことがありました。
自分自身を金平糖に例えた時。
とがった角は、自分の我、悪い所、欠点…誰かを傷つける自分の短所だとします。
ずっと、この角を削って、丸い球体になるのが、“成長”なのだと思っていました。
でも、その作業の辛いこと辛いこと…
ある時ふと、これは削るべき角ではないのではないか?と思うようになりました。
角も、金平糖です。
短所も、自分自身ですものね。
とがった部分を欠点として取り除くのではなくて、それごと包み込んであげることが出来たら。
凸凹の、凸を削るより、凸ごと包み込んで、凹を埋めたら。
もっと大きな円周を描く〇になれるな~と…超が付く前向き思考です!
それに、例え完全な球体になれなくても、歪なままでも、それはそれでいいのだろうと思います。
不足を埋めてくれる、やっぱり歪なカタチの他の球体があれば、それはお互いを補い合う存在、ということですから。
ものの見方を変えるだけで、今まで“こうだ!”と思い込んでいたことが、全然違った姿を見せてくれることがあります。
バランスの妖精、ヘイちゃんの言う、「欠点は、もっと大きなバランスをつくるためにあるのかもしれない」という言葉は、こんな気づきから生まれたものです。